お花係便り

新しく入りましたお花は"アンスリューム"。私からの花言葉は、「悶え燃ゆる真夏の聲風があなたを一人置き去りにしたとしても、乾いた季節に凍えることのない音がきっとあなたを包むから」。明くる朝、遠い西の果てではヒナゲシの花が陽の光 …

新しく入りましたお花は"紫陽花"。私からの花言葉は、「この季節が終わればあなたはまた淡い焰を探しにゆくの？」。しとしと雨。俯きがちな目線に華を咲かせようとの神の気遣いか、群青で淡く唯一無二の紫陽花らは野で水遊びをしている。時期により色が変化する様は、 …

新しく入りましたお花は"房咲カーネーション"。私からの花言葉は、「偉大な足跡」。その花、原産地不明。二千年も前から栽培されていたとの史録があり、江戸時代より南蛮人が持ち込んだといわれています。幾度もの人を想う気持ちの連鎖が、現代の社会に活きているのかと考 …

お花係便り。

新しく入りましたお花は"Blue Fragrance"。私からの花言葉は、「本日、小さな幸せを見つけました」。お花という生物は本来、虫や鳥などの力を借りて受粉を行い、成長して次代へと引き継いでゆかれますが、このお花は自殖性植物という、自らの力のみで、蕾の段階において …

新しく入りましたお花は "美花蘭"。私からの花言葉は、「窓の外のあなたをただ観ていた-」。誰しもが自分が一番ではなくなる時が来るように、今まで無かったところに芽生えた傷みがあるとして、素直になる、自分を認める、という行為ができるようになれば、互いを縛るも …