こんにちは。
スタッフKです。
12月のブログのテーマは
「クリスマスにオススメしたいもの」です!

ざっくりしたテーマの中、自分が選んだのは

本です📖

こちら↓
著:トルーマン・カポーティ
訳:村上春樹
「ティファニーで朝食を」

の中に収まっている

「クリスマスの思い出」 です🎄
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「フルーツケーキの季節が来たよ!」
寒い冬の中、豊かではない暮らしをする主人公に彼女は無邪気にクリスマスの訪れを知らせる。この一言で物語は"クリスマス"という特別で温かい雰囲気に包まれ、進んでいく。フルーツケーキの材料を買うためのお金を算段している場面やツリーに飾り付けするシーンは子供の頃のワクワク感や楽しみが詰め込まれている。何でも全力なところに自分が忘れかけていた感覚を思い出させてくれる。

この短編の中で一番好きな描写はフルーツケーキを焼くシーンでそこを読むだけで今すぐ食べたくなります。
"石炭と薪をくべられた黒い料理用ストーブは、灯をともしたカボチャのように赤々と光っている。泡立て器がぐるぐる回転し、スプーンがバターと砂糖を入れたボウルをかきまわし、バニラが甘い香りを漂わせ、ジンジャーはそれをひきしめる。とろけるような、鼻がちくちくする匂いが台所に充満し、家の中に広がり、煙突からたちのぼる煙にのって、外なる世界へと漂い出ていく。"

目を閉じれば甘いバニラの香りが漂ってくる錯覚さえ覚えます。

幕切れの儚さ、成長と老い、別れの無情さ。
物語の結末のあっけなさもカポーティらしくて好きです。
ぜひ、コーヒーのお供にカポーティの「クリスマスの思い出」を📖

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